旅案内

昇仙峡

仙娥滝
落差30mの迫力を眼前にみることができる。

国の特別名勝で日本遺産にも認定されている、渓谷美が魅力の昇仙峡。荒川に沿って整備された遊歩道を、長い時間をかけて川の流れが生み出した巨岩、奇岩を眺めながら、元気よくウオーキングしよう。

Aコース距離:約2.0km 移動時間:約30分

Bコース距離:約6.0km 移動時間:約1時間30分

  • Aコース 1.覚円峰

    その名はかつて覚円という僧が数畳分の広さの頂上で修行したことに由来するといわれている。

  • 2.石門

    巨大な花崗岩でできた天然のアーチは、先端がわずかに離れているのが不思議。

  • 3.昇仙峡クリスタルファウンテン

    総重量600㎏の水晶を使った、直径5m、高さ5mの噴水。

  • 4.影絵の森美術館

    世界的な影絵の巨匠・藤城清治氏のほか、日本のゴッホ・山下清氏、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二氏の作品などを所蔵。
    営業時間:9:00~17:00  年中無休
    料金:大人900円、中高校生600円、小学生500円、園児300円
    TEL:055-287-2511

    https://www.kageenomori.jp/

     

     

     

  • Bコース 1.羅漢寺橋

    橋を渡った先には、阿弥陀如来坐像と五百羅漢像が安置される羅漢寺の保管庫がある。

  • 2.有明橋

    羅漢寺橋まで1kmほど山道を歩くミニハイキングコースの入り口。

  • 3.天鼓林

    県の天然記念物に指定される景勝地。川のせせらぎを聞きながら、東屋で一息つける憩いのスポット。

  • 4.奇岩群

    ふぐ石、はまぐり石、ねこ石、ラクダ石などたくさんある。いろいろ見つけてみよう。(写真は猿岩)

  • 5.長潭橋

    大正14年に竣工した県内最古のコンクリートアーチ橋。

  • 昇仙峡では荒川沿いに遊歩道が整備されており、多くの人が楽しめるウオーキングコースになっている。

    まずはバス停・昇仙峡滝上から始まるルートを歩く。静観橋を渡って遊歩道で仙娥滝をめざそう。木陰のなかを下るルートとなり、暑い季節も比較的歩きやすい。仙娥滝は地殻の断層によってできた滝で、豊富な水が流れ落ちる様子を間近にみることができる。滝のしぶきは涼を感じさせ、ひととき暑さを忘れることだろう。さらに進むと、荒川の向こう岸にそびえる覚円峰が目に入る。花崗岩が風化水食してできた昇仙峡の主峰であり、高さ180mにおよぶ姿は圧巻だ。

    巨岩の天然アーチ・石門に着いたら折り返し、再び仙娥滝を過ぎて、水晶街道を歩いてみよう。甲府は“水晶発祥の地”であり、街道には水晶を扱う土産物屋が並ぶ。名物・ほうとうをいただける食事処などもあり、ひと休みするのもよいだろう。かつてJR甲府駅前にあったものを模してよみがえらせた新名所、クリスタルファウンテンを過ぎ、新静観橋を折り返してスタート地点に戻ろう。

    もう一つのコースは、バス停グリーンライン昇仙峡からスタートし、天鼓林を訪れるコースだ。天鼓林では、限られた場所に立って足を強く踏み鳴らすと地中から鼓に似た共鳴音が返ってくるという、地盤の固い奥秩父特有の現象が起こる。東屋やベンチもあり、静かな憩いの場所となっている。

    天鼓林からさらに下り、さまざまな動物などにみえてくる奇岩を探しながら歩いてみよう。大正14年竣工の風情ある長潭橋で折り返し、スタート地点に戻ろう。なお長潭橋周辺にも路線バス停があるので、そこから甲府駅に戻ることもできる。

     

INFORMATION

JR中央本線甲府駅下車、昇仙峡行きバス
●中央自動車道「甲府昭和IC」から約35分

昇仙峡観光協会
TEL:090-8648-0243
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/

 

ひと足のばして

  • 昇仙峡ロープウェイ

    山頂のパノラマ台からは富士山などの絶景が望める。

    営業時間:9:00~17:30(20分間隔で運行。12月1日~3月31日は~16:30) 年中無休
    料金:往復・大人(中学生以上)1,300円、小人(小学生以下4歳まで)650円
    TEL:055-287-2111

    http://www.shousenkyo-r.jp/

     

  • ほうとう

    山梨名物。訪れたら一度は食したい。(写真は影絵の森美術館併設「花仙両」のほうとう)

  • ※営業時間や料金などは変更される場合があります。
    ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業時間の短縮や変更、臨時休業、閉鎖等の対策を講じている施設・交通機関があります。詳細は施設HP等でご確認ください。

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