健康情報

暑さに強い体で熱中症を防ごう!

近年の夏気温の上昇などに伴い、熱中症による全国の搬送患者は大きく増加しています。
暑さに強い体づくりと適切な対策で、猛暑を健康的に乗り切りましょう!

「暑熱順化」で暑さに強い体を!

 

体を暑さに順応させることを「暑熱順化」といいます。ふだんから運動や仕事、入浴などにより汗をかく習慣があると、体が暑さに慣れ、熱中症を発症しにくくなると考えられています。
暑熱順化には数日~2週間程度かかる一方で、涼しい環境で4日以上過ごすと、暑熱順化の喪失が始まり、熱中症のリスクが高まります。

 

熱中症は場所ごとの対策を!

  • 短時間でも熱中症リスク大!「 屋外」

    日傘や帽子を活用し、直射日光を避けましょう。炎天下では、短時間でも熱中症が起こりやすいので、こまめに涼しい場所で休憩をとり、スポーツドリンクや経口補水液(塩分濃度0.1 ~ 0.2%)などで水分補給してください。

     

    暑さ指数(WBGT)をチェックしよう

    28~ 31未満 厳重警戒
    31以上  危険

    https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php(環境省HP)

  • 実は熱中症が最も多い「住宅」

    熱中症の発生場所として最も多いのが住宅です。特に高齢者に多く、発見が遅れると重症化することもあります。高温多湿になりやすいお風呂場や洗面所、台所で長時間過ごすときは注意が必要です。
    水分は1 日1.2ℓを目安に、こまめに摂取してください。のどの渇きを感じづらい高齢者や子どもは、「1 時間ごと」など時間を決めるとよいでしょう。

     

    エアコンを利用する目安

    室温28℃、湿度70%を超えたらエアコンを使うようにしましょう。

熱中症かも…と思ったらムリしないで!

熱中症の多くは、軽症のうちに対処すれば重症化せずに済みます。下記のような異変を感じたら、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やし、スポーツドリンクなどをとって休んでください。水分をとっても体調が回復しないようなときは、病院を受診しましょう。

 

熱中症の初期症状
めまい 立ちくらみ 筋肉痛、こむら返り 汗が止まらない など
※自力で水分をとれない、けいれん、体が熱い、会話がおかしい、意識がないときなどは、すぐに救急車を呼んでください。

 

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