健康情報
正しい歯みがきをしよう
歯を失う二大原因は「歯周病」と「むし歯」。その原因となるのは「歯垢(プラーク)」と呼ばれる細菌の塊です。むし歯や歯周病予防の基本は歯垢がつかないようにすることで、毎日の適切なブラッシングと、歯科医院での定期的な歯石除去が有効です。
歯垢除去の基本はブラッシング
歯垢は、歯や歯ぐきの境目に付着している白いネバネバした物質です。水に溶けにくい性質を持ち、歯に粘着しているので、うがいだけでは除去できません。
歯垢を確実に取り除くための基本は、毎日の歯みがきです。ただし、「みがいている」ことと「みがけている」ことは違います。ちゃんとみがけているか、歯科医院等でチェックしてもらい、歯科医師や歯科衛生士に歯並び等に合ったみがき方をアドバイスしてもらいましょう。
しかし、毎日の歯みがきだけでは取りきれない歯垢もあります。歯を失わないためには、歯科健診で歯・口の健康をチェックしてもらうとともに、歯石除去などの予防処置をしてもらうことが重要です。
歯周病予防のためのブラッシング法
歯周病は中高年の病気ではなく、20代でもかかります。
歯周病は歯と歯肉の溝から進みます。歯ブラシが歯肉に届いているか鏡で確認することがポイントです。
歯の表側のみがき方
歯と歯肉の境に歯ブラシの毛先を45度になるように当て、弱い力で細かく振動させる。
歯の裏側のみがき方
奥歯・・・歯と歯肉の境に歯ブラシの毛先を 45 度になるように当て、弱い力で細かく振動させる。
前歯・・・歯ブラシを縦に使用する。
歯と歯の間のみがき方
歯間ブラシやデンタルフロスを使用する。
出典:日本歯科医師会 HP テーマパーク8020「ブラッシング」