健康情報

脳のクールダウンが快眠のカギ

「鼻呼吸」で脳を冷やす

熱帯夜が続く暑い季節は、脳をクールダウンしてから眠るのがおすすめです。
ポイントは、「鼻呼吸」です。脳の自律神経の中枢はちょうど鼻腔の上にあるため、鼻呼吸によって自律神経中枢が冷やされることで自律神経機能が回復し、睡眠の質の向上につながります。

 

脳のクールダウン方法
涼しい部屋で
腹式呼吸で鼻から4秒吸う
7 秒息を止める
口から8 秒かけて息を 吐く
を3回繰り返す

 

冷房の効いた部屋では布団をかける

快眠には、就寝環境も大切です。

 

エアコンは朝まで消さない
(最適温度は24 ~26℃、湿度50 ~55%)
タイマーで切れるようにセットすると、暑くなっても就寝中のため水分補給などの対応がしづらい状況であり、知らずに睡眠の質の低下を招いているかもしれません。朝までつけておくとよいでしょう。

 

寝具は薄⼿より厚⼿を
寝具の中の最適な温度は33℃といわれています。冷房の効いた部屋で薄いタオルケットをかけただけだと、深部温度37℃の人間の体は、冷えすぎてしまいます。布団をかけて、ちょうどよい温度になります。

 

睡眠の質の低下は自律神経機能の低下につながり、心筋梗塞や脳卒中のリスクも増大させます。睡眠の質を上げて夏を元気に過ごしましょう。

監修:梶本 修身 東京疲労・睡眠クリニック院長

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