健康情報

キケンな熱中症を予防しよう!

 

日本の平均気温は1990 年代以降高温となる年が頻出し、消防庁によると2022 年5 ~ 9 月の熱中症による救急搬送人数は7 万人超と、2008 年の調査開始以降3 番目に多い数だったと報告されています。こうしたことから、政府でも熱中症対策の強化を進めていますが、まずは私たちが熱中症の予防や対処法を正しく知っておくことが大切です。

 

熱中症を予防するために チェック 

  室内ではエアコン、扇風機を使用し温度調節

  のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給

  外出時は日傘や帽子を使用

  日陰の利用やこまめな休憩

  通気性のよい衣服を着用

  保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体を冷やす

  天気予報やWEB サイトなどで情報収集

■気象庁熱中症警戒アラート

https://www.jma.go.jp/bosai/information/heat.html

■環境省熱中症予防情報サイト

https://www.wbgt.env.go.jp

 

 

熱中症予防には手のひら冷却も効果的

手のひらや足の裏、頬などには、動脈と静脈をつなぐ動静脈吻ふん合ごう(AVA)という特別な血管があります。通常は閉じていますが、体温が上がるとAVAが開き、一度に多くの血液が流れて熱が放出されます。AVAを冷やすと、そこで冷やされた血液によって効果的に深部体温(体の内部の温度)を下げることにつながります。
しかし、冷やし過ぎるとAVA が閉じてしまうため、15℃くらいがよいといわれています。保冷剤などで少し冷やした水道水に手足を浸す、専用のグッズを活用するなどして、熱中症を予防しましょう。

 

知っておこう! こんな症状があったら、熱中症かもしれません!

厚生労働省「熱中症を防ごう!」より作成

熱中症が疑われる人を見かけたらすぐに応急処置を!

●涼しい場所へ避難

●衣服をゆるめ、体を冷やす

●水分・塩分、経口補水液などを補給

応急処置をしても症状が改善しない場合は医療機関を受診

自力で水が飲めない、 応答がおかしいときは、 ためらわずに救急車を 呼びましょう!!

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