健康情報

4㎜以上の歯周ポケットをもつ人は全体の約5割

厚生労働省はこのほど、「令和4年歯科疾患実態調査」の結果(概要版)を公表しました。それによると、歯周病は若年層でも増えており、年代が上がるにつれ増加傾向にあることがわかりました。

今回の調査結果によると、4㎜以上の歯周ポケットをもつ人の割合は全体では47.9%で、年代が上がるほど増える傾向があり、25~34歳で32.7%、35~44歳で34.7%、45~54歳で43.7%、55~64歳で47.5%、65~74歳が最も高く56.2%、75歳以上で56.0%でした。一方、15~24歳の若い世代でも17.8%でした。
また、過去1年間に歯科検診を受けた人の割合は、全体で58.0%でした。しかし、30~50歳未満の男性では4割に満たない状況で、歯科検診を受診している人は低い傾向にありました。
歯周病は、歯を失う原因の第1位で、初期段階では痛みなどの自覚症状が出にくく、知らないうちに症状が進行してしまう病気です。歯周病の予防や早期発見・早期治療のためには、定期的に歯科検診を受けることが大切です。

 

 

 

 

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