
健康情報
20~30歳代の女性の5人に1人
「やせ」が招く健康リスクを見逃さないで
日本は先進国で最もやせている女性が多く、20~30歳代女性の5人に1人がBMI18.5未満の「やせ」に該当します。やせた体型を理想とする風潮による過度なダイエットなどで低栄養状態に陥るケースが増加している現状を受け、日本肥満学会は「女性の低体重・低栄養症候群(FUS)」を新たに定義し、予防策を示す方針です。
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「やせ」が引き起こす健康リスク
「やせ」は必要な栄養が不足した低栄養状態です。低栄養状態が続くと貧血や骨粗しょう症などのさまざまな健康リスクが生じます。
血糖値が正常より高い耐糖能異常の若年女性の割合は、普通体重1.8%に対し、やせ13.3%で約7倍に上昇。
月経異常や妊娠の可能性の低下、子どもの将来の生活習慣病リスクに影響する低出生体重児のリスクが高まる。
監修:丸の内の森レディースクリニック 院長 宋美玄